若者に対して思うこと

先月は成人式もあったことだし、最近の若者について書いてみようかと。ここ数年、いろいろと縁あって20代前半の子たちと飲みに行く機会があったりもして、自分が20代前半だった時の感覚と全然違うなと感じているんですよね。「最近の若者は……」などと言い出したら老いてきた証拠だと思うのですが、僕はもうすでにおじさんなのでいいでしょう。

世代でひとまとめにして語るのは嫌いだし、そもそも若者全員に共通することなんてないですから、最近の若者と書いてはいるが、実際は僕のまわりにいる若者について書いていると思っていただければ。

無茶をしてみるのもいい

一番感じるのはガツガツした感じが全然ないなぁということ。最近の子はあまり恋愛もしないみたいですが、特に恋愛に限った話ではなく。僕が人と会う時は、ほぼほぼお酒を飲みに行くことになるんだけど、最近の若い子、全然お酒飲まないね。僕が20代前半のころなんてお酒がおいしいとか、そういうことじゃなくてひたすら酔いたくて、潰れたくてお酒飲んでたけどなぁ。とにかく無茶な飲み方ばっかりしてた。記憶なくしたいと思いながら飲みまくっても、僕の場合、結構お酒が強くてなかなか記憶が飛ばないんですよね。せっかく飲みに行くんだから、何がなんでもベロベロになりたいと思ったもんだけど、最近の子、全然そんな感じがないね。僕が大学生の時には、飲み会をすれば、そこら中で吐きまくってるやつがいたもんなんだけど。僕はいまだに居酒屋でソフトドリンクを頼んだことがないけど、ソフトドリンクとか普通に頼むもんね。

好奇心は旺盛な方がいい

あとは興味の幅がものすごく狭い。これについては僕は大学生の時からありとあらゆる分野について、知識に差はあってもだいたいのことについて会話することができたんですよね。大学生の頃から友達には会話の引き出しが多いと言われることが多かった。なので僕が特別いろんなことに興味があったわけなんだけど、それでも当時僕が友達と接していたときと比べても最近の若い子は会話の引き出しが少なすぎる。僕なんかはスポーツやカルチャー、芸能にファッション、はたまた経済などの堅い話までとにかくいろいろ会話できるんだけど、若い子と飲むと話題を振るのに少し困る。これ思ったんだけど、最近の若い子テレビとか観ないもんね。僕なんか家にいる時はずっとテレビがついてる人なんですよ。朝起きたらすぐにテレビつけて家を出るまでついてるし、帰宅したらまずテレビつけて寝る寸前までテレビがついてる。しかも寝る時間が遅いから深夜2時くらいまでの番組はカバーしてるっていう。テレビがおもしろくないから観ないっていうのは、それなりに納得できるんだけど、テレビをこれだけ観てるととにかくいろんな知識が勝手に入ってくるんだよ。おもしろいから観てるんじゃなくて、なんとなくついてるだけかな。もちろん観たくて観てる番組も結構あるけど。
それに最近の子、雑誌も全然読まなくない? そんなことないのかな。僕なんかは読みきれないほどの雑誌を買いまくって家の中雑誌だらけですからね。雑誌もまぁいろんなことに詳しくなりますよ。
深く掘るのは当然自分が本当に興味があることなんだろうけど、それ以外でも広く浅く知れるのがテレビだったり雑誌だったりするんじゃないかと。

人生に守りはない

こんなことを書いてみたけど、別にこれが悪いってわけじゃないですから。僕が若い頃も絶対おじさんたちに最近の若者はうんたらかんたらと言われていたはずなんで。ただこれが世代間ギャップなのかなと。そりゃあ、生きた時代が違うとそうなりますよ。当然のお話。別にわれわれおじさんの価値観を押し付けたいとも思わないし、最近の若い子たちがダメだとも全然思わない。

ただ1つだけ言いたいのは、なんか守りに入ってないかっていうのをすごく感じる。もっとアグレッシブにいけばいいのになぁとは思う。失敗したところで死ぬわけじゃないし。保守的に生きてもあんまりおもしろくないと思うよ。1度きりの人生がただ安定してるだけってもったいないような気がするな。いろんなことをして失敗したりすると揶揄してくる人とかいると思うんだけど、そんなの全部無視したらいいんだよ。ガンガンいっちゃえ!!