僕に対して「気遣い」がいらない理由

僕はクソほど気遣いができない人間です。
本当にまったくと言っていいほどできないのですが、今やできるようになりたいとも思っていません。

例えば、飲みに行った時に近くに座っている人のグラスが空になっていてもビールを注ぐことができません。
それは空になっていることに気付かないということではなく、「あー、空になってるなぁ。注がないといけないなぁ。」と思っていても、思うだけで行動に移せないのです。
そんなことやろうと思えばできるだろ!? と思うかもしれませんが、これが本当にできないのです。

できないことはできないと認め、そんな自分を許すことにしています。
ただ、そもそも気遣いって必要でしょうか。
僕はあまり必要性を感じません。
普通なら気を遣われたら気分がいいのかもしれません。
だからこそみんな気を遣ったりするのでしょう。
それでもやっぱり、僕には気遣いっていらないんですよね……。

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▲手酌が最高

気遣いがいらない理由

なぜ自分が気遣いを必要としていないのか考えてみました。

気を遣われても嬉しくない

気を遣われてもほんと全然嬉しくないんですよね。
ビール注がれても、サラダを取り分けてくれても、そんなの自分でやるわって感じです。
むしろ「あっ、すみません、ありがとうございます。」なんてお礼を言わなければならないことが煩わしいです。
自分でできることは自分でやればいい。
だいたい、食べたいものも飲みたいものも自分のタイミングがありますよね。ああいうの本当にいらない気遣いです。

飲みの席以外の場面でも、気遣いの行き届いた人を見るとすごいなとは思うけど、自分がされても嬉しいと思うことはほとんどありません。

上下関係が嫌い

気遣いにおいては下の人から上の人へって場面が多いですよね。
そもそも人に上も下もありませんから。
基本的に上下関係ってあまり好きではありません。
特に年齢だけの上下関係。
初めて会った人に年齢を聞くのは日本人の悪い癖ですよね。そうやってすぐに上下を決めようとする。日本語に敬語があるのも納得。
年齢以外の上下関係は多少あっても全然いいんですけどねぇ……。

僕が上下関係が嫌いなのは、上の人にヘコヘコしなきゃいけないというのも多少はあるんですが、なにより下の人(僕は下と思ってませんが)といい関係を築きにくいからです。
学生の時も後輩から敬語で話されるのが嫌いでした。
妙に気を遣ってくるやつとかいるんですよ。
そんなことにチカラを注ぐくらいならもっと別なことにチカラを使ってください。

僕が一番大切にしてるのは誰に対しても敬意を持って接するということです。とにかく上下関係はいりません。

歓迎できる気遣い

理由としてはこんなところなんですが、これらには当てはまらない受け入れられる気遣いがあります。
それは「やらなくていいよ。」という気遣いです。
無理するくらいならやらなくていいよって最高な気遣いです。
僕は人のために一切動けない人間なので、何か行動しなくていいっていうのは助かるんですよ。
基本的に怠け者なので、労力を使わないでいいようにしてくれる気遣いは大歓迎ってところ。
とにかく自分のしたいこと、自分の好きなことしかやる気が出ないし、それ以外のことはまったくできないんですよね。

最も嫌な場面

このようなことを書いてきましたが、僕が本当に嫌なのは気を遣うことを強要してくることです。

過去にもこのような場面にいくつも遭遇しました。
バーベキューをしていた時のこと。僕は下っ端だったからか肉を焼くように言われました。
そんなの食べたい人が自分で焼けばいいと思うのです。
もしくはみんなのために焼いてあげます、みたいな人がやればいいじゃないですか。
それなのに僕にやれというわけですよ。
挙句の果てにやらせておいて肉を焦がしたら怒るっていうね。
怒るくらいなら自分でやれよと。
肉なんて焦がさないように焼けるだろって思うでしょ?
それが僕にはできないんですよ。
冒頭にも書いた通り、できないことはできないんです。
自分が食べるものならできますが、人が食べるものをどうこうはできないんです。
残念ながら人のために何かをするっていうのが圧倒的に苦手分野でして。
何度かできるようになろうなんて思ってもみたんですが、思ったところで全然できるようにはならないんですよね。
そりゃあそうですよ、人に親切にされてもそんなに嬉しいと思わないわけですから、なぜそんなことしなければならないのかまったく理解ができないんです。
僕はわりと論理的な性格で、なぜやらなければならないかという理由に納得感を持つことができなければ、ほとんど行動に移すことができません。
とにかく僕が納得できるように理由を説明してもらわないとできないんです。
僕がみんなのために肉を焼かなくちゃいけない理由って何ですか?
みんなに喜んでもらうため?
みんなといい人間関係を形成するため?
そんなものは僕には必要ありませんから。

自分でも分かっているんですよ。
人として何か欠落してますよね。
でも、これが自分なんです。
こういう価値観なんです。
育ってきた環境もそれぞれ違うわけですし、価値観なんて違って当然です。
別に自分のことを万人に受け入れてもらいたいとも思ってないです。
こういう人間もいるんだなと思ってもらえれば。

僕自身は価値観が違う人に対して「共感はまったくしないけど理解はした」という姿勢だけは持ち続けたいと思っています。
人間なんて所詮分かり合えないものだと思っていますし。

こういうことを平気で公表するからどんどん人から嫌われます。