料理の楽しさがどこにあるのか気付いた話

無職になってからお金がないので、節約生活を始めました。
やはり一番節約しやすいのは食費ですね。
今までたまにしか自炊してませんでしたから、自炊をする機会がかなり増えました。


▲日に日に増えていく調味料

基本的に家事は好きで、特に掃除、洗濯は好きなんですが、料理だけはまるでダメ。
嫌いというわけでもなく、なぜかやらないでいたんですよね。
キッチンが狭すぎてやる気が起きないというのも関係していたかと思います。

ところがですね、実際料理を始めてみると楽しくなってきました。
そして料理を楽しむコツというものが掴めてきました。
料理をしているという感覚をなくすことがポイントだったようです。

単純作業になると楽しくない

今までは料理ができないからレシピを調べて、そこに書かれている通りに作っていました。
僕なんかはとてもきっちりしていて、「小さじ2」とか書かれているときっちりその分量を入れるタイプなんです。
そりゃそうですよ、プロがその分量が一番おいしいって判断して書いているわけですから、その通りにするのが一番です。
そうしてレシピ通りに作ると、まぁ大きな失敗はないし、それなりにおいしくできあがるわけです。
それはそれで満足できるんですが、楽しくはないんですよね。
それもそのはずで、書かれていることをそのまま再現しても楽しくなるわけないです。
ただ手順を追っているだけですから。
言ってみれば単純作業です。

クリエイティブな要素を抽出する

ある時そういう作り方を止めてみたんです。
するとやっとわかりましたよ、料理の楽しさが。
なるほど、自分で工夫するから楽しいのか。
なんなら自分でイチからレシピを考えて、オリジナルメニュー作っちゃった方が楽しいじゃんってことに気付いたわけです。
そうなってくるといろいろアイデアが浮かんでくるんですよね。
というよりも好奇心?
これ入れるとどんな味になるんだろうって試したくなるんです。
そんなことしてると失敗することもあるかもしれませんよね。
でも、関係ないんです。
だって僕しか食べないんですから。
そもそも僕は味のわからない人なので、多少まずくても全然平気。
なんならお金かけずに、いかに腹を満たすかってことから始まった自炊ですから。
それにだいたいは切って、炒めて、味付けすればおいしく食べれて、大きな失敗はしないってことがわかってきました。
そんな感じで楽しみながら料理をしています。

料理ってクリエイティブな作業だったんだって気付いたところから楽しくなってきました。
言わば作品作りだったんですね、料理って。
この歳になってようやく気付きました。