「軽くなる生き方」を読んで軽やかに生きる知恵をもらう

軽く生きたいよなぁと思って手に取った。
これからの生き方を考えようと思った時にヒントや知恵をもらおうと思ったら、自然と松浦弥太郎さんの本に手が伸びていた。
なんだかいつも僕のずーっと前の方を歩いていて、いろんなヒントを目印がわりに置いていってくれているかのよう。

今回読んだのは「軽くなる生き方」。
シンプルに、軽やかに生きたいわけですよ。
とにかく身軽な方がいい。
身軽であれば、急なことにも対応できるし、遠くまで行けそうじゃないですか。

読んでみて特に響いた部分が2つあったので、メモがてら紹介しておこうと思います。

自分が納得できるように生きること

「生活とは、納得の積み重ねでできている」
僕は最近、こう思うようになった。納得がいかないことだらけの暮らしはつらいし、そこからあらゆる不安やイライラが生じる。
逆にいうと、どんなつらい状況でも「自分が納得できていれば全然へっちゃら」というのもよくある。極端な話をすれば、「なぜあんなひどい人とつきあっているのか?」と言われても、本人が納得していて幸せというケースだってある。
だからこそ、毎日の混沌と自分のモヤモヤを整理整頓するルールが必要になる。
自分の秩序を守り、自分で自分をきちんと管理できれば、生き方に納得がいくし、ストレスも消えていく。

これは僕がよく感じていたことで、とにかくいかに自分が納得感を得るかということ。
普段から自分が納得できないことはなかなか受け入れられないし、本当にストレスになるんですよね。
じゃあ、自分が納得するためにどうしていくのか。
書かれているように、自分の秩序を守って、自分を管理していくことなんだろうけど、それをしつつ普段の生活を送るってのが本当に難しい。
特に会社員をしているとこれが難しいんですよね。
僕なんかも前に働いていた会社では3年くらいは自分が納得できる仕事の進め方ができていたんだけど、途端にそれができなくなったんですよ。
原因ははっきりしていて、これをやれ、あれをやれって言われた時に、なぜやらなければならないのか自分で納得できない時のストレスがハンパない。
そういう仕事が自分の身に降り掛かってきたのが、ちょうど3年が経った時だったっていうね。

これからは自分が納得できる生き方を追求していきたいと思います。

不遇な月日が自分をつくる

たくさんの人が、近道を探す。手っ取り早く成果が出る、可能な限り効率のいい道をとろうと、あせっている。性分として、今も昔もそういったことはしないけれど、安全で近い道を歩きたい気持ちは僕にも理解できる。
たくさんの人が、足踏みを嫌う。前にも進めず、あと戻りもできず、右に行くべきか左に行くべきかわからない状態はつらい。先が見えない不安は大きなものだし、友だちがいないどころか、自分すら信用できない毎日は地獄だ。イヤになるくらい味わってきたから、その気持ちは、僕には痛いほどわかる。
だが、だからこそ僕は思う。
無駄な時期に詰め込んだガラクタこそ、いつか宝物に変換されるときが来ると。
不遇な月日が、自分をつくる大切な要素になっていたのだと、必ず思える時期が来ると。

これは完全に今の僕の状態。
だからこそ余計に響いたわけです。
正直、僕も今は完全に足踏み状態。全然進んでないし、どこに行けばいいのやら。そんなこんなで無職が続いている。
そして、こうやって日々を過ごしていると、あまりにも先が見えなさすぎて不安がどんどん大きくなるんですよね。
ここまで不安な気持ちを抱えたのは、人生で初めてかもしれない。

今の僕は最後の言葉を信じるしかない状態なんです。
この無駄な時期に詰め込んだガラクタが宝物になると。
そうするためにも前に進んでなかろうが、足踏みは続けないといけない。進んでなくても動いとかないといけないわけです。止まることだけはしないようにしよう。
それとなんでも効率よくやることばかり考えがちだから、その辺もちょっと考えながら一歩一歩進んでいけたらと思う。

最後に

たった一度きりの人生なんだし、難しく考えず軽やかに生きていきたいもんです。
普段の生活はどんどんシンプルな方向へ向かっているのでいい傾向かな。
モノを抱え込む必要はないし、いつも手ぶらみたいな感じで生きていければいいなぁ。
シンプルでミニマルな日々を送れるようにしていきたい。