Netflixに加入してから映画を観る本数が劇的に増えました。
映画は映画館で観るべきだと考えていたのですが、スクリーン以外で観ようがおもしろいものはおもしろい。
Netflixに加入してよかったのは、今までだったら観に行くことがないような映画を観る機会を得られること。
最初の何分か観ておもしろくなければ、観るのをやめればいいのだ。
最近とても良い映画を観た。
邦画しか観ない僕がタイトルに惹かれて観てみたら、これがおもしろい、おもしろい。
365日のシンプルライフ
断捨離やらミニマリストという言葉が出てきて、そういった関連の本も売れているようですが、そんなことに通じることがこの映画にはあるように思う。
モノとは何か。
それを考えるための実験生活を記録したドキュメンタリー映画。
主演の方は監督、脚本も務めており、本当に日々の実験を記録している構成がとてもおもしろい。
ストーリーは、彼女に振られたことをきっかけにモノで溢れ返った自分の部屋にうんざりし、自分の持ち物をリセットするところから始まる。
そんな自分の持ち物をリセットする実験のルールは4つ。
・自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける
・1日に1個だけ倉庫から持って来る
・1年間、続ける
・1年間、何も買わない
1日目、何もない部屋に全裸の状態からスタート。
深夜、倉庫へダッシュ。
そこで1つモノを選ぶ。
今の自分にとって必要なモノは何なのかを考える毎日が続く。
自分の人生に本当に必要なモノは何なのか。
必要なモノが揃った時、人はモノに何を求めるのか。
モノを買ってはいけないというルールがあるから壊れたものを修理するんだけど、修理するよりも買った方が安いという状況が起こったり。
実験期間中は考えることがたくさん。
この実験、非常におもしろい。
僕もこういうバカなことしてみたくなるんだよね。
この映画はフィンランドの映画なんだけど、映画が公開された時フィンランドでは同じ実験をした人がたくさんいたらしい。
またこの映画の登場人物である家族や友人はすべて本物。
そのリアリティーが観ていておもしろい。
モノとは何か。
何の為にモノを所有しているのか。
いろんなことを考えさせられる映画だった。
今の生活を見直したい方にはぜひ観てほしい映画です。