ペースに気を使う

僕はだいたいがゆるい。
基本的な考え方もゆるくて適当だ。
別にそれがダメだとも思っていないし、それが自分かなと思っている。

ゆるいことは他にもあって、口の締まりがゆるいから、ぼーっとしてるとよくヨダレが垂れる。
お腹もゆるいから年がら年中トイレにばかり行っている。お腹の調子がいいのは年に5日くらいしかない。

そんな自分を変えようと思ったことがないから、毎日のんびり過ごしている。

普段ゆるーく生活していて、ガツガツしていない僕でも、女の子とご飯に行く機会があったりする。(最近はめっきりないですが……。)

飲みに行って、様々なお皿が運ばれてくる状況では特に気にすることではないのだけど、ランチの時なんかは気が付くと「やばい」と焦ることがある。

女の子って基本的に食べるのが遅いですよね。
そういった時に男性は先にさっさと食べてしまうよりは、食べるペースを合わせる方がいいらしいですよ。
むしろ、合わせているだけでやさしい人だなんて評価もされるらしい。
ありがたいですねぇ。
僕なんて普通に食べてれば女の子とほとんど同じペースになりますから。

そう、僕はのんびりしているから食べるのも遅いのです。
正確に言うと食べるのが遅いのではなく、飲み込む力、いわゆる嚥下力が弱いのだけれど、ここではのんびりしているからということにしておきます。

普段通りにご飯を食べているだけで女の子と同じペースになる。
にも関わらず、気を使ってくれてやさしいとか思われるってだいぶ得だなと思っているんですけど、たまに困ることがあるわけです。

ここからが「やばい」と焦る話。
女の子より食べるのが遅くなる時がある。
わざとゆっくり食べていたのであれば、ペースを上げればいいだけの話だけど、僕は早く食べることはできないのです。
この状況、ちょっと恥ずかしいです。
ほとんどの男性は経験したことないかもしれないけど、ほんとに恥ずかしいです。

女の子が残したものを食べてる状況だったらかっこいいけど、自分が頼んだものを必死で食べているだけですから。
しかも、女の子が目の前で暇そうに僕が食べ終わるのを待ってるっていうね。

ただ不思議なもので、仲良くなる男友達はみんなクソほど食べるのが遅いから、類は友を呼ぶって本当なんだなぁと実感しています。

ちなみにですが、あっちの方は早いです。
あっちの方ってどっちの方??