コロナ禍の記憶

細々と更新しているこのブログだが、よく考えてみればコロナが流行り出してから、どのような日々を過ごしているのか書いていなかったので記録として残しておこうと思う。コロナの時はどのようなことを考え、どのように過ごしていたのか、何年か先に読むとおもしろいはずだ。ただひたすらに日記を公開しているというこのブログにぴったりなテーマではないかと思う。

コロナが流行り出してから、あまり僕の考えは変わっていない。外出自粛しろと言われるから自粛しているけれど、正直なところ普段通りの生活を送っていいと思っている。感染拡大、医療崩壊、どうでもいい。死者が増えようが、そんなものは仕方のないことだ。コロナに関係なく、誰がいつ死のうが仕方のないことだ。自分が明日死んでも仕方がない。すべて運命だと受け止めることにしている。当然人が死ぬのは悲しい。しかし、この世で起こっていることはすべて仕方がない。僕がどうこうしたところで戦争はなくならないし、いじめもなくならない。自殺する人を救うこともできない。この世で起こることすべてを受け入れて生きている。変な話、明日地球が爆発してもそれでいい。

そんなふうに思っているところにGo To トラベルキャンペーンである。旅行が好きな僕がこのキャンペーンに飛びつかないわけがない。昨年だけで3度利用した。宿泊費がとても安かったので助かった。

しかしながら、コロナが流行り出してから現在に至るまで旅行以外の遊びはほとんどしていないに等しい。ほぼほぼ家に閉じこもる生活になった。幸いなことに人に会いたいと思ったことはないし、1人で寂しいなどと思ったこともない。ただ、気力だけはどんどんと奪われていった。何の気力かと言えば、もうすべての気力である。何をするにもめんどくさくなった。何かをしようとしても気合いを入れないと一切行動に移すことができなくなった。

そんな生活を何か月も続けていると当然太ってくるのである。人生で一番太った。普段自宅での筋トレだけは怠ることなく続けていたのだが、外に出ないというだけで著しく運動量が減ったのだと思う。筋トレだけでは到底消化しきれぬカロリー地獄。昨年の夏から走り始めた。20代の頃はフルマラソンを4度完走しているが、30代になり体はだいぶ衰えていたようで、走ってもまったくスピードが出ない。すぐに息はあがるし、これが自分なのかと驚いた。とはいえ、過去の経験上、走り続けていればタイムも縮まるし、直に20代の頃の感覚を取り戻すだろうなどと考えていたのだが、2021年3月現在、まったく20代の体は戻ってこない。週に3回走るというルーティンだけ手に入れた形だ。

何をやるにも気力が出ないのに、走ることと筋トレだけは普通にこなせるのが自分でも不思議だ。一時は自炊の回数も増えたりしたけど、今はめんどくさくてUber Eatsばかり。コンビニに行くことさえめんどくさくてたまらない。

いつになったら以前の生活に戻ることができるのか。当時はめちゃくちゃ楽しいなどと思っていなかったが、今思えば楽しかった日々。そんな日々を1日も早く取り戻したい。