のんびり長門湯本

この宿に泊まってみたいからという理由で旅先を選ぶこともある。

以前、生口島にある「SOIL Setoda」に泊まってとてもいい時間を過ごすことができた。そのSOILが他の場所にもできたという情報を知り、行ってみることにした。

行ってきたのは山口県にある長門湯本温泉。「SOIL」に泊まることが目的とはいえ、それ以外にも行ってみたいと思う要素が多かった。

よく旅行しているが、今まで山口に泊まった経験がなく、初山口である。

新山口まで新幹線で向かう。公共交通機関を使う僕はJR美祢線で長門に向かいたいところなのだが、美祢線は2023年の大雨で被災し、それ以降全線不通の状態になっている。代替バスなんかも走っていたりするが、新山口からジャンボタクシーによる直通便があるとのことで、新山口に着いたら車に乗り込み長門湯本へ向かった。

JR美祢線が通っていたとしても、アクセスは悪い。このアクセスの悪さがいい。とにかく僕は人が多いところが嫌いなのだ。アクセスが悪い場所の方がだいたいの場合、人が少ない。

車で1時間ほど走っただろうか。着いてみて確信した。これはいい場所に来たぞと。景色は古い温泉街という感じではあるが、建物は新しいものが多かったりする。なんといっても川が流れている、この景観がとてもいい。

チェックインまでは時間がある。ちょうどお昼時ということで昼食をとる。食べたことのなかった瓦そばを食べることにした。食べることにしたというより、出発前から食べることを決めていた。失礼ながらそこまで期待はしていなかったが、これがとてもおいしかった。

瓦そば

そもそも想像していたような味ではなかった。食べられる場所があれば、頻繁に食べに行ってもいいと思えるくらいだ。

事前にクラフトビールの醸造所があることは調べていたので、これを楽しみに瓦そばを食べたあと、向かってみたのだが、この日は花火大会への出店があるとのことでやっておらず飲むことができなかった。

意気消沈して、カフェへ向かう。チェックインまでの時間をコーヒーでも飲んでゆっくりしようと思った。このカフェでビールがあった。瓶にはなってしまったが、とりあえずは目的達成。

一番の目的である宿へチェックイン。やっぱりとてもいい空間だ。

温泉街にある宿だが、温泉は別の場所に入りに行くというスタイル。「恩湯」という温泉施設。2020年にリニューアルされておりとてもきれい。

温泉はここで楽しんで、宿ではサウナを楽しむ。そう、宿に温泉はないが、サウナがある。これがとても絶景。最高すぎる。

サウナは撮影OKとなっている。

食事は宿の1階にあるイタリアンレストランを予約しておいた。

風呂は別のところ、食事は併設されているレストランで食べるというスタイルは生口島のときと同じだ。生口島の「SOIL」はホテルというより、ホステルといった簡易な宿泊施設という感じなのだが、そこに併設されているレストランがなかなか本格的でワインをボトルで頼んでしまうほどに食事がおいしかったため、今回も同じようにしようと考えたのだ。

長門湯本は温泉街でも、小さな街で街自体は短時間で満喫できてしまう。そのため2日目は途中下車をして広島を散策してみることにした。広島は尾道には何度も行っているが、尾道より西には行ったことがなかった。

宮島にも行きたいと思ったが、それはまた時間があるときにとっておこうということで広島駅から原爆ドームあたりまでを散策。外国人観光客も多く、路面電車も人が多かったので、暑い中移動はすべて歩き。観光客はなかなか行かないであろういいお店もたくさん発見してとても堪能した。

最後に広島焼きを食べて帰ることした。お好み焼きと書かず、広島焼きと書いているのは僕が大阪生まれだから許してほしい。食べて帰ることにしたと書いたが、これも決めていた。というより、これを食べることを目的にしていたと言ってもいい。なぜなら食べたことがなかったから。たくさんお店があったから、いろいろなお店に何回でも食べに行きたいと思った。僕は関西風よりも広島風の方が断然好み。

そんなこんなで今回の旅は終了。次はどこへ行こうかと計画を立てているところであるが、瀬戸内国際芸術祭には行かないといけない気がしている。何年からだろうか、もう数えていないけれど、毎回行っているから。こういうの途切れるとちょっと悔しいし。行くなら秋会期になるか。