人のブログを読むのが好き。特に為になることを書いていない、どうでもいい内容のものがいい。とりあえず頭を使わずに活字を読むのが好きなのかもしれない。
普段よく本も読むんだけど、最近はエッセイを読むことが多い。好きな作家さんが何人かいて、その人たちの本を読み漁った結果、読む本がなくなってきてしまった。そんな時に新たに自分の好みの作家さんを探す。自分の中での新星を発掘するのです。
わたくし、一生懸命探しました。探しましたよ。そして、見つかりました。
はい、本当は探していません。とっくに話題になっていたので読んでみました。久しぶりに大ヒットです！
作者は小原晩さん。これを書いている現在で著書は2冊。僕の中での新星ではなく、まだまだ世の中的に新星と言ってもいいのではないでしょうか。現在は連載も多数抱えており、他にもいろいろと読むことができそう。
今回読んだのは「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」。自費出版のエッセイ集が異例のヒットを遂げ、商業出版されたものです。
文体だったり、表現だったり、自分がいいなぁと思う作家さんは多々いるんだけど、今まで好きだった感じとまた違っていて完全にやられたわーって感じ。めっちゃいい。めちゃくちゃいい。
当然エッセイだから、書いてる内容はたいしたことじゃないんだけど、夢中になって読んでしまった。文体が好みで、こういう表現ができるって羨ましいなぁって。
久しぶりに心掴まれた感じ。これが良すぎたので、もう1冊の本もすでに読んでしまった。そっちの方も機会があれば紹介しようと思う。
