リアルなラブストーリー

ゴールデンウィーク、久しぶりに映画館へ向かった。どこかへ遊びに行きたいと思ったところで混雑が予想される連休。それならばと映画を観ることにしたのだ。

観ることにしたのは「愛がなんだ」。

看板

原作は角田光代さん。結構本を読んでいる方だとは思うのだけれど、角田さんの小説は読んだことがない。「愛がなんだ」みたいな作品も書いているんですね。映画が原作にどこまで忠実なのかはわからないけれど、角田さんの作品っぽくないという勝手な印象を持った。

映画自体はとてもよかった。僕の好きな感じ。内容については触れないけれど、終始、こんな女の子いるよなぁと。しかも見ていてどこか胸が痛くなるというか。ラブストーリーのはずなんだけど、見ていて苦しい感じ。

成田凌さんは終始かっこいいし、江口のりこさんはいつもの通り存在感が抜群だった。そんな中、若葉竜也さんの芝居がとてもよくて、いい役者さんだなぁと。もっといろんな作品で見てみたい。

主題歌を歌っていたのはHomecomingsというバンド。京都で活動していてフジロックなんかにも出演しているんだけど、全然知らなかった。この映画の主題歌である「Cakes」という楽曲以外も聴いてみたのだが、これまた僕の好きな感じで。Homecomingsを知れたのがこの映画を観て一番の収穫と言ってもいいくらい。

混雑を避けて映画館へ行ったんだけど、結局映画館も人が多くて、全然いい席が取れなかった。そのせいもあってか、もっと観やすい席でもう一度観たい気持ちになっている。原作も読んでみたいと思うくらいによかったし、久しぶりにいい映画を観たような気がする。

最近、映画館へ行く機会がめちゃくちゃ少ないから、もっと行かないとなぁ。もっともっといい作品に触れたい。