『ロマンスドール』を観てきました

「ロマンスドール」を観てきた。タナダユキさんの作品を観るのは「百万円と苦虫女」以来。「ロマンスドール」は直感で好みの作品だろうなと思い観ることにした。あまり事前に情報を入れないようにしていたのだが、主題歌がnever young beachだということだけは知っていた。この時点で僕の直感はほぼ間違っていないだろうと。主題歌がnever young beachであれば、自分が想像した世界観から大きく外れることはないだろうから。

ポスター

映画館に入り、席に着いた時に思った。おじさん、おばさんが多い。勝手に若い人にウケる映画かなと思っていたんだけど、若い人少なかったなぁ。上映時間の問題かな。

内容はネタバレになるから触れないことにする。
途中でnever young beachの曲がかかった時、ふと気づいた。兄が主演で、弟が主題歌とかすげぇって。観るまではまったく意識していなかったんだけど、曲がかかった瞬間に急に気づいてびっくりした。

おもしろかったシーンはピエール瀧さんの最後の方のシーン。これいつ撮影したんだろうって思わずにはいられない。僕は出演者が何しようが作品には関係ないし、観たくない人がいるなら観なければいいと考えているので、問題起こした人が映画だろうがテレビだろうが全然出ていいと思っているんだけど、やっぱり作品観てる途中にちょっと邪魔な感情が入ってくるよね。蒼井優さんのシーン観ててもどうしても山ちゃんが頭の中を支配し始めるし。

そして映画を観ると最近目がいくのがフードコーディネーターなんだけど、この作品ではなかしましほさんだった。おいしそうなごはんが登場する映画はあまりハズレがない。

観ればわかるんだけど、あれだけのシーンを下品な感じを一切排除してきれいにまとまっていたのがとても印象的だった。そして蒼井優さんはやっぱりすごい女優さんだなと再認識した作品だった。久しぶりに観た映画がよかったので、また昔のように映画館に通いまくることをしてもいいかなと思い始めている。