細川護煕元首相の政治家引退後の生き方がかっこよすぎた

僕、「情熱大陸」が好きなんです。
毎週録画しています。
気に入った回は録画したデータを残していたりもします。

先日、細川護煕さんが出ていました。
どうでもいいけど「もりひろ」って読めないね。

細川さんは僕が総理大臣というものを初めて認識した時に総理大臣に就任した人です。小学生の時でしたねぇ。

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政治家からアーティスト

そんな細川さんですが、全然名前すら聞かないなぁと思っていたら、60歳で政界を引退後、陶芸家になっていました。
陶芸家としての才能に注目が集まり、作品が世界的な評価を受けるようになったそう。
「情熱大陸」にもアーティストという肩書きで出演。
まさかそんなことになっているとは。

晴耕雨読を志す

番組を観ていると細川さんの政治家を辞めてからの生き方がなんともかっこよかった。
政治家を辞めたあと、晴耕雨読を志したそうです。
晴耕雨読って僕の理想の生き方なんですよね。
実際は忙しく精力的に活動しているようで、なかなか実践できていなさそうでしたが。

生きる上で大事なこととは

番組内では細川さんの様々な発言がとても響きます。

自分がどう生きるかってこと以外に関心がない。
だってそれ以外に大事なことなんて世の中に何もないはずなんだから。

うん、間違いないと思う。
きっぱり言い切るあたりがとてもいい。

日々の生活にも無駄がない。
究極の夢は「世間から逃れた隠遁」だという。
この悟った感じとかたまりませんね。
僕もわりと近いところがあります。

食事なんかは腹六分目と決めているそうで。
僕がライフスタイルが素敵だなと思う人はみんな食べすぎないんですよねぇ。
僕も実践したいと思いつつなかなか……。

人生における時間の感覚にも同じものを感じました。

人生そんな時間ないんですよ。自分で意義があると思ったことやらないと。無駄な時間は過ごしたくない。

このようなことを言う細川さんのことを奥さんは次のように言う。
「人のためになんかしないよ。自分のことしか考えてませんから。自分がしたいことだけやってるだけ。」

さらにこんなことも。

人とコミュニケーションとろうと初めから思ってないから。

あー、わかるなぁと思ってしまう自分がいます。

政治家的な一面も

ここまで読むとかなり変わり者だなという印象を抱きますが、やっぱり元首相だけあります。

熊本県知事へ地震で壊れた熊本城の修復について提案する。
ちなみに細川さんって元熊本県知事でもあったんですね。知らなかった……。
提案した内容っていうのが、復旧の過程を見せながら工事をすること。そしてその工事の様子を観光客に見せるというもの。普通はシートとかで覆いますよね。それをサグラダファミリアのように見せちゃうっていう。
これ普通に面白いと思うんだけど。やればいいのに。

友達いないの珍しい?

番組の最後のインタビューにもしびれました。

—友達っていたんですか?
細川さん「いないよ、そんなもん。」

—言い切って支障ないですか?
細川さん「支障ないよ、全然。」

—(細川さんのことを)友達だと思ってるって人いないですか?
細川さん「いないです。」

そして最後に笑いながら。
細川さん「珍しいかね、それは。友達がいないと寂しいのかな、みんな。」

うん、僕も友達いませんからね。
こうやってここで公言してますし。
もちろん支障はないわけで。

なんか久しぶりにかっこいいおじさん見たかも。